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自分が漠然と感じていることが明確になったり、

2009/05/07 19:08 に Site Admin が投稿   [ 2009/05/07 19:22 に更新しました ]

自分が漠然と感じていることが明確になったり、整理できて、すごくよかった。「北極星とまだ見ぬ島」というのは、すごくストンと理解できる、良い表現ですね。

「わがこと」を突き詰めて、「皆のこと」まで突き抜ける、というのも私も大江健三郎の「個人的な体験」を読んで以来、ずっと気持ちにあった概念なので、こういう発想の人がこんな身近にいたのか、と感慨深かった。
私のは、一つの道を極めれば全てに通ず、という職人信奉的なところもあるけど。一つを極めることの重要性というか。その先の普遍性というか。

図1-1の創造的らせんは、実験・検証を生業とする身としては、本当にこの通りに実践する(したい)と思っているので、それが明確に図示されているのをみて、すっきりした。

「わがまま」「情熱」に関しては、自分が肯定された気がして、嬉しかった。最近、「男は企業の価値観に染まろうとする不甲斐ない存在」と憤慨していたので、著者が、なんらつまらぬ葛藤に足をひっぱられることなく、筋道だてて論証してみせた本書は、本当に心強いというか、「男なんか、男社会なんか、大嫌い」モードに入りそうだったところを踏みとどまらせてくれました。

良い本を、どうもありがとう。

(41歳、女性)

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